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Ein Programm der Universität Leiden
まん中に潜(ひそ)むバケモノ
23. November 2015, Osaka

ロボット望遠鏡で、ブラックホールの重さを測定。

宇宙っていうところは、まったく何もないといってもいいくらいの場所です。私たちの太陽系に最も近い、となりの星とは40兆(ちょう)キロメートル離れています。40兆kmというと、とんでもない距離です。今いちばん速いロケットに乗って行っても、約8万年かかるはずです。遠い星や銀河に行くには、もっと長く、何百万年もかかることでしょう。

じゃぁ、宇宙や星の研究をするために、宇宙旅行はあまりよい方法じゃないってことになります。じゃぁじゃぁ、いったい、私たちは星のことをどう研究すればいいのでしょう?

答えは、そう、もちろん望遠鏡を使うのです。望遠鏡は、私たちには遠い宇宙を研究するための、たったひとつの道具です。

でも、少しばかりの夜空の調査をするために、何ヶ月もの観測が必要となります。何日も、何ヶ月もの間、望遠鏡の前に座っていると想像してください。なんと退屈(たいくつ)なことでしょう。その代わりに、かしこいLCOGT(Las Cumbres Observatory Global Telescope )の科学者たちは、ロボット望遠鏡を思いつきました。

ロボットは、コンピュータでうまく動作する機械です。ロボットは、人が操作しなくても、たくさんの異なる動きをするように教えられています。ダンスを踊ったり、カーペットをきれいにしたり、そして、なんと望遠鏡を動かせたりすることさえできるのです。ロボット望遠鏡は、時間のかかる宇宙の研究にぴったりの道具です。

ラス・クンブレス天文台(LCOGT)は、6つの異なった国にあるロボット望遠鏡のグループです。LCOGTネットワークを用いて、科学者はいくつかの活動銀河の研究を行っていました。

活動銀河は、おどろくほど明るいです。しかし、すべての光が、銀河の中に何億もの星から来ているというわけではありません。多くは銀河のまさしくその中心から来ます。中心には超巨大なブラックホールが育っています。

研究のうちの1つのために、望遠鏡はアープ151(アープとは変わった形の銀河を集めたカタログ集)と呼ばれている活動銀河を200日間きっちりと見ました!結果は素晴らしく、チームは評判通りにむずかしい仕事であるブラックホールの重さを測る作業を完了することができました。

アープ151の中心に潜(ひそ)んでいるブラックホールも私たちの太陽より600万倍も重いことがわかりました!それは、一匹のヘビー級のバケモノです!

知っ得ダネ

ロボットは、強制労働(きょうせいろうどう)を意味するチェコ語の robota にちなんでいます。大部分のロボットが、今日、人間にあまりに危険であると思われる作業や、退屈な、くり返しの動きのために使われます。たとえば、ロボットは爆弾(ばくだん)があるかも知れない建物に送りこむことや、エイリアンのいるきびしい環境の惑星を探検するのにぴったりです。

この記事は、LCOGTの報道記事にもとづきます。

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