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Ein Programm der Universität Leiden
宇宙にもある目の錯覚(さっかく)
15. February 2012

誕生日パーティーや家族みんなで出かけた時にとった写真を見ると、誰(だれ)がとなり合わせに立っているかや、遠くの人は誰で近くの人は誰かを見分けるのは簡単です。でも、宇宙の巨大な天体が、もともとどんなふうに見えるのか自然な感覚がない宇宙の写真を見ると、判断するのはとってもむずかしいですね。

たとえば、この新しい写真をとりあげましょう。それは明るい星のとなりに、赤く色づけられたチリとガスの雲を示しています。しかし、実際にはこの星は雲よりもずっと地球に近くにあります。

天文学者が観測しようとしている天体と地球との間にあるこのような星は、「前景の星」といいます。これらは私たちの近くにあるので、写真に写っている他の星よりもはるかに明るく見えています。

前景の星はその中心から出てくる光の線が本当にあるように見えますが、これらの線は実際には宇宙にはありません。そうではなく、線は、望遠鏡の内部の鏡の支持部の周囲で光が曲がることによってできるので、非常に明るい物体の場合にのみ見えます。これらのにせものの線は「回折(かいせつ)スパイク」といいます。

回折スパイクは実際にそこにあるべきではないはずの写真に何かを加えていますが、多くの人はそれを気に入って見栄えが良いと思っています。実際、写真編集ソフトを使用して写真にかきこむことで、宇宙の写真の星に十字線を追加する人もいます。

知っ得ダネ

この写真に写っている雲は非常に寒い場所なのです。なんと摂氏マイナス260度です。

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